@article{oai:kochi.repo.nii.ac.jp:00006457, author = {阿部, 玲佳 and 大谷, 和弘 and 諸岡, 慶昇}, issue = {2}, journal = {黒潮圏科学 = Kuroshio Science}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 黒潮は、その多様な植物資源を活かした民間薬やそれを用いた様々な療法の伝承ルートとしても広く知られている。近年、経済発展に伴い医療の主体はいわゆる西洋医学へと移行し、地域固有の伝承療法は急速にその姿を消しつつある。しかし、民間薬や伝承医療は、南北を数珠状につなぐ離島域では在地の人々の健康維持に身近な療法として息づいている。本研究では、在地の植物を薬用として活かす地薬地消型セルフメディケーションの意義と可能性を検討するために、フィリピンの遠隔地に立地するバタン島を事例に、島嶼域における薬用植物とその伝承療法への適用現況を調査した。島内の4調査村では伝承療法への認識に差異が認められたが、利用へ向けた関心に世代間で顕著な違いは認められなかった。全体として、薬用植物が根強く用いられており、セルフメディケーションを通し、経済発展や医療環境の後発地域における健康維持に反映されていることが示唆された。}, pages = {131--151}, title = {フィリピン・バタン島における薬用植物と伝承療法 ~在地の薬草利用によるセルフメディケーションの現況と展望~}, volume = {4}, year = {2011} }