@article{oai:kochi.repo.nii.ac.jp:00006418, author = {飯國, 芳明}, issue = {2}, journal = {黒潮圏科学 = Kuroshio Science}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 本稿は経済発展が進むモンスーン・アジアにおいて、土地の所有権の空洞化が発生するという仮説のアウトラインを統計やフィールド調査を用いて明らかにすることにある。その仮説とは以下のとおりである。モンスーン・アジアでは、夏季の豊かな降雨量と暖かな気候から人口が稠密に分布する社会が形成された。ここで、経済発展が始まると都市と農村の間に所得格差が発生して、農村社会は人口流出に悩まされる。また、その発展は西ヨーロッパよりはるかに速い。この速度と高い人口密度のために、人口流出に伴う土地の権利の売買や貸借は阻害され、所有をしてはいるものの利用も管理もされない大量の土地が発生する。われわれはこれを所有権の空洞化と呼ぶ。こうした事態は、日本の限界集落で典型的に観察されるものであり、今後、経済発展を続けるほかのモンスーン・アジアの経済圏でも類似した現象が観察される。}, pages = {188--193}, title = {モンスーン・アジアにおける土地所有権問題の展望}, volume = {6}, year = {2013} }