@article{oai:kochi.repo.nii.ac.jp:00005605, author = {李, 暻洙}, journal = {高知大学留学生センター紀要}, month = {Apr}, note = {application/pdf, 日本語の複合動詞は文法的複合動詞と語彙的複合動詞とに分けられるが、文法的複合動詞と語彙的複合動詞の性質をあわせ持っている中間的複合動詞の存在を認めざるをえない。複合動詞を「統語的複合動詞、語彙的複合動詞、中間的複合動詞」に分けているが、中間的複合動詞を特立した別のカテゴリーではなく統語的性質と語彙的性質が共に含まれているものとしてみなしている。大まかに言えば、中間的複合動詞を統語的複合動詞に入れて扱うこともできるということである。文法的複合動詞と語彙的複合動詞を区別するための下位区分として次のような設定基準を立てることができる。すなわち、grammatical component parts 挿入可能(受動、使役)性を基礎にするという基準である。この設定基準は文法的複合動詞と語彙的複合動詞を区別するのに絶対的なものではないものの、複合動詞が文法的あるいは語彙的性質を持っているかを判断するのに極めて有効な手がかりにある。中間的複合動詞の構造は文法的性質と語彙的性質とをあわせ持っており、基本的には二つの動詞の問に文法的要素の挿入が可能なものと不可能なものが存在するのである。中間的複合動詞の中で文法的な性質を持つ複合動詞は本動詞の意味から派生し、抽象化された意味をもっている反面、語彙的に結合した付加的な意味をもったもの、または一つに結合したものであると言える。文法的複合動詞の統語的特徴は文法的要素が挿入可能であり、動詞と動詞の間の結合力の弱いものである。}, pages = {21--34}, title = {<特別寄稿>日本語における文法的複合動詞の統語的特徴}, volume = {1}, year = {2005} }